ベトナムは世界有数の米の生産国だけあって、米粉の麺が多い。しかし、それ以外にも、小麦、緑豆、タピオカ、食用カンナの根など、バリエーション豊富!
日本でいうところのラーメン。北より南、中国系の人がよく食べます。小麦粉+かん水は共通で、左から、卵入り乾麺、卵入り細麺、卵入り太麺、乾麺、卵なし麺、着色した黄金麺 です。日本同様、鍋料理の締めなどに入れたりもします。
左から、バィンホイ、バィンカィン、バィンクォン。
米粉が原料のバィンホイは、麺がひとかたまりにくっついていて、焼豚を包んで食べます。バィンカィンは、米粉やタピオカなどのデンプンが原料の押し出し麺で、太めの丸麺です。最後のバィンクォンは、水溶き米粉を布の上で蒸した、円形の膜状になっています。
左は細めのブン、右は太めのブンで、もともと中部フエの特産物です。石臼で粉にした米を水に浸して、底に穴が空いた筒から押し出し、そのまま煮え湯でゆでるビーフンです。ベトナムではっこの生麺が主です。
左はフーティウジャイ。「柔らかい」という意味で、半透明の麺です。食用カンナのデンプンが主原料です。
右はフーティウロン。こちらは米粉からできています。
乾麺のブンで、台湾や日本のビーフンとほぼ同じです。
いわゆるマカロニです。様々な形があり、西洋料理のほかに、炒めものなどにも使われています。
豚皮を乾燥させたもの。生春巻きに包んだり、ビールの肴などにされています。
左がフォーの生麺で、右が乾麺。米粉が原料ですが、ブンと違って切り麺で、生麺が主です。
広東の河粉が起源といわれ、南部の米粉でできたフーティウとは製法もよく似ています。
緑豆春雨のことですが、これは北部の言い方で、南部のホーチミンでは、中国緑豆ブンとよんでいます。
炒め麺や汁麺など主食になります。
黒ずんていて、太めの麺です。クーチュォイという根菜のデンプンで作られ、南部人好みの麺だそうです。