「フォーボー」のバリエーションから、そのトッピングまでを紹介
ナタのような包丁で細かくたたいた生牛肉を、あらかじめ湯に通した、白く透き通った麺にのせる。緑のネギを振りいれ、すかさず煮えたスープを全ての真上にジャッとかける。まさに、フォーボー調理人の瞬間芸です。
フォーは、このフォーボーのほか、鶏肉入りのフォーガー、煮込み牛肉のせのフォーボーチンが有名ですが、フォーボーには、知る人ぞ知るバリエーションがあります。
まずは、フォーボータイナム。しゃぶしゃぶ牛肉の周囲に、ゆで肉のスライスを施した豪華版です。肉なしで牛スープの上澄みの脂っこいところだけをかけた、素フォーもあります。
そのほか、牛肉を炒めたフォータイラン。牛肉と麺も炒めたフォーサオ。フォーサオをさらにスープに入れたフォーアップサオ。ちなみに、このフォーアップチャオという料理は同じ名前なのに、焼きそば風、ちゃんぽん風、皿うどん風と店によっていろいろ異なるそうです。
ちなみに最初の写真は、赤みの残る生肉が身上のフォーボータイ。薬味たっぷりで、スプーンと箸でいただきます。
炒め牛肉のせのフォータイラン
フォーサオティムガン
牛の内臓入り炒めフォー。たれにつけて食べる。
牛肉炒めのフォーアップチャオ
牛肉炒めのせ焼きそば、フォーサオボー
フォーサオタップカム。「五目入り」という意味で、牛肉と内臓の入った豪華版。
主役のフォーよりもはるかに多くの薬味がトッピングされることも少なくない、本場のフォー。ここで、そんなフォーボートッピングの一例を紹介しましょう。