インドネシアの麺料理(ミー)

おやつ代わりの”ミー”料理

2015年06年06日

ミー

インドネシアでは、麺は小腹が空いた時にちょっと食べるもの、または、ご飯とともに食べるおかずかスープの立場。日本のように、それだけで主食になる麺の食べ方はしません。インドネシアの麺料理は、シンガポールや香港などで見られるような「小どんぶりラーメン」系列なのです。

代表的な麺料理としてまずあげられるのが、ミーゴレン。いわゆる焼きそばで、ミーは麺のことです。エビや鶏肉、白菜、長ネギ、キャベツなどの野菜と黄色い中華麺を、好みでオイスターソース、トマトソース、ケチャップ・マニス(甘い醤油)、サンバルなど数種類のソースと絡めながら炒めて作ります。日本人が食べてもまったく違和感のない、初心者向けのメニューといえます。化学調味料が、その味とわかるほどにたっぷり使われていたり、炒め油にヤシ油を使用することが多いのが特徴です。

ミークワは、スープそば。中に入れる具はお店によって異なりますが、鶏肉と野菜という組み合わせのものが多いです。同じスープそばでもミーバッソは、肉団子の入ったものです。魚のつみれや牛肉団子がおもな具で、豪華なものになるとパンシットというわんたんなども加わります。そのほか、鶏肉の醬油煮とゆでた青菜を和えて食べるミーアヤムというものもあります。

中華麺のほかにミーフンと呼ばれるビーフン料理もありますが、サンバルなどを加えて炒めた、インドネシア風にアレンジされています。

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ミーゴレン

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