ヒマラヤのそばと唐辛子
2016年03年30日
ヒマラヤに抱かれた国、ブータン。ブータンには日本を連想させるような習慣やものが多い。例えば、民族衣装のゴは、日本の着物に似ています。お辞儀や人からものを受け取るときの作法なども似ています。
食文化については、ブータンの人もそばを食べます。ブータンの中でも標高が高すぎて稲作ができない地域では、そばを栽培して、主食としてきました。
麺の作り方は、挽いた粉を水で練るまでは同じですが、ブータンでは、それをプッタと呼ばれる押し出し器の中に入れ、突き出して麺を作ります。ところてんのように出てきたそばは、切れたりくっついたりしないうちに、すばやくゆでます。
食べ方は、バターをベースに卵や薬味を加えたソースに絡めたり、熱したマスタードオイルを上からまぶし、ネギやアサツキをかけたりといろいろなバリエーションがあります。日本のそばの代表的な薬味はわさびですが、ブータンの場合は、唐辛子です。
また、そば粉をそばがきのようにねり、唐辛子のバター煮をつけて食べるデンゴや、生地をパンケーキのようにこんがりやくクレという食べ方もあります。