お馴染みの冷麺は鍋に押し出して作る
公開日:2015年04月24日
冷麺の麺は、そば粉とデンプン、小麦粉をミックスして作りますが、配合は地域や店によって違います。粉は熱湯を使ってこねます。熱によってデンプンが固まり、あの独特の弾力が出るそうです。
固くこねたタネは、鍋の上にしつらえた独特の機械にかけます。スイッチを入れると、麺の束がトコロテン状にニュッと押し出されてきます。半透明になるまで湯で、冷水で締めれば完成。
食べる方法ですが、普通「冷麺」というと、「ムルネンミョン(水冷麺)」のことを指します。スープは牛骨のダシにトンチミ(大根の水キムチ)の汁を混ぜたもの。このスープの味で、良し悪しが決まると言ってよいでしょう。
暑い時には、温かいもの、寒い時には、冷たいものを食べるのが体にいいとされる韓国では、冷麺の本格シーズンは冬。ガンガン暖めたオンドル部屋で、冷えた麺をすすります。
このほか、冷麺の麺は、ビビンミョンという方法でも食べられます。コチュジャンベースのタレをまぶしたスープ無し麺で、相当辛い麺料理です。ちなみに、ビビンとは、「かき混ぜる」という意味です。