中国の麺料理(ラーメン、拉麺)

二千年の歴史が息づく中国大陸は、まさに麺の宝庫!

中国の麺料理

漢の時代、中国北部を中心に食べられていた麺は、やがて南部にも伝わり、全土に広がりました。
当時の麺料理の主役はあくまでも麺で、スープや具は麺を美味しく食べるための引き立て役にすぎませでした。
麺そのものの種類は、製法や素材の違いによって実に豊富で、明確に定義するのは難しいですが、北方の麺は、人の手により古代からの麺作りの技法が年月を経て磨かれてきたものが多いのに対して、南方の麺は豊富な海産物を利用し、麺そのものより料理としての幅を広げていきました。
悠久の歴史の中から生まれた各地独特の麺が数多くある中国は、アジア随一の麺大国です。

中国五大麺

刀削麺

刀状の包丁で生地をそぎ落とす、山西省独特の削り麺

打鹵麺

東北地方一帯の厳しい冬を暖めるあんかけ麺

伊府麺

広州のグルメが考案。卵だけで生地を練り、油で揚げた艶やかな麺

魚焙麺

黄河で泳ぐ鯉の姿をあんかけで再現した河南省の名物麺料理

担担麺

麻と辣の微妙な味わい。四川名物は秘伝のタレが決め手

麺の故郷を訪ねて ~山西省・黄土高原~

麺の故郷と呼ばれる山西地方は、麺の作り方や麺料理の種類が400種類以上もあるといわれるほど、中国で一番麺の発達した地域です。しかし、その昔、山西地方でとれる穀物は雑穀が中心で、小麦はほとんど栽培されていませんでした。小麦が無いのに、なぜ麺作りの技術が発達したのでしょうか。それはこの地の持つ風土と大きな関係がありました。…